愛すべき野良犬。

ハリポタを観てきました。
以下感想。
ネタは映画も原作は不死鳥までバレバレの方向で。しかも愛情の偏りがみられますのであらかじめご了承ください。





全体としては、よくまとめたなあと。思いました。
個人的に前作のアズカバンは「えええええぇぇえええぇぇぇええー」と思ったクチなんで。アズカバンは無理矢理全部を押し込めようとしてどれも中途半端に終わった感じが強かったわけですが、今回のは全部は押さえずにエピソードをごっそり落としつつも、潔く落とした分上手くまとめたなーという感じで。ただわたしの楽しみにしていたエピソードがざくざくと落とされていたのでちょっと、いや、かなり切なかったです。ええ。
愛すべき野良犬とか愛すべき野良犬とか愛すべき野良犬とか(それしかないのか)
だって、危険を冒しながらも会いに行った親友の忘れ形見に向かって最初に発した言葉が「チキン!」という愛すべき野良犬、シリウスおじさんを楽しみにしていたわけですよわたしは。あとリリー母さんの「パパがきますよー」*1を楽しみに、それはもう楽しみにしていたわけなのです。親世代スキーヤーとしてはもう!(涙)それがなー、なくって。切なかったわけです。シリウスがカットされたことでラストでのセブたんとの対峙もなくなったわけで。ラストのセブエピはかっこよくて好きだったのですがねー。残念。僕妖精もさっくり全部落とされてましたしね。*2落とされた部分は数えるとキリなないわけですが、おじさまエピソードと双子の悪戯専門店エピソードはやってほしかったなあと思うわけです。あとお父さんがきますよー、は流れ的に言ってくれてもよかったの に !でないと原作知らない人はあれが誰だったのかわからなかったのではと思ったのですが。*3そしてまぁ想定内とはいえ、パパの増毛計画は叶いませんでした ね 。ちぇ。原作では「ハリーとおなじくしゃくしゃの髪〜」だったので期待してたのに。してたのにー!*4つかリータは放置しましたね・・・・潔く。全体的には迫力もあったし楽しめました。うん。双子のシンクロ具合も楽しかったですし。ドラコ白テン変身エピソードもありましたし。色々言いながらもハリポタの映画化は諸手をあげて喜んでる人間ですので2時間半めいっぱい楽しみました。

原作知らないときっともっと単純に楽しめたとは思うのですがまあそんなもんなんですよねきっと。こういうのって映画を見た後に原作を読むといいんだろうなと毎回思います。京極作品然り、ハリポタ然り。本の中の世界が映像化されるというのは喜ばしいことではありますがね。うん。まぁその分どうしても期待はしちゃうので後でがくーっと落とされてしまうことも少なからずあるわけです。最近でいえば、ローレライなんかは、映画を読んでから原作に手をつけた人間ですが、原作を知らずに見た映画は楽しめたのですよ*5。けどもこれ原作よんだら「え、・・・・ぇえー!」と思いましたもの。これ先に原作よんでたらきっと泣いてたと思うのですよ。フリッツのいないローレライなんて。フリッツのいないローレライなんてー!*6
とりあえずはまあもういちど映画の映像と照らし合わせつつゴブレットを最初から読み直そうかなあと。思ったわけです。更にはその勢いで不死鳥も読み直そうかなと。不死鳥は色々つらいのですが、親世代フィーバーなんで手放せない1冊。そして混血の王子も来年発売だとかで。松岡さん、楽しみにしてます。ので、早く!新刊!

*1:いえ、邦訳は「お父さんがきますよ」でしたが

*2:これは隣の人が終わった後に「僕妖精が・・・」と言っていて初めてエピソードを落とされていたことに気づいたわけですが。

*3:あとから校長先生との会話で補完されてはいましたけど。

*4:親世代に夢見すぎです。親世代はジェームズ好きポタ夫妻ラブのルーピン愛であります。←要は親世代が好き、と。

*5:なんだか映画の方の評判はよくなかったようですが。わたしは普通に楽しめました。

*6:映画版のパウラはそれはもうツボにはいっていたわけですが。フリッツは出して欲しかったなあ。因みにフリッツとはパウラの兄さん。